土地家屋調査士が語る。

愛知県に住む土地家屋調査士です

公務員時代の思い出② 市役所の裏側を探る!契約担当の知られざる仕事とは?

愛知県新城市土地家屋調査士が語る 公務員時代 について
こんにちは。愛知県新城市土地家屋調査士の淵名です。

 

10月9日の記事で、私の前職である公務員時代について書いてみました。

そこでは、私の経歴と業務内容を簡単に書きました。

 

fuchinaoffice.hatenablog.com

からご覧ください。

 

また、前回の記事では、最初に配属された出張所の仕事内容や思い出について記事を書きました。

 

fuchinaoffice.hatenablog.com

からご覧ください。

 

今回はシリーズ第二弾として、配属2部署となった契約担当課について書いていきます。

 

はじめに

私は、契約担当課には計5年間在籍していました。

私の思い出は最後にまとめるとして、最初は主な仕事内容についてまとめていきます。

契約担当課の仕事内容は、役所の運営において非常に重要な役割を果たします。契約担当課は、主に以下の業務を担当します。

 

1. 契約書の作成と審査

契約担当課の主な業務の一つは、契約書の作成と審査です。契約書は、物品の購入や工事の発注、業務委託など、市役所が行う様々な取引において必要不可欠な書類です。契約書の内容を詳細に確認し、法的に問題がないか、また市役所にとって不利な条件が含まれていないかをチェックします。これにより、契約トラブルを未然に防ぐことができます。

 

2. 入札の実施と管理


契約担当課は、入札の実施と管理も担当します。入札は、公正かつ透明な取引を確保するための重要なプロセスです。入札参加資格者の登録や、入札公告の作成、入札の実施、そして入札結果の公表など、一連の業務を行います。特に、工事や物品の購入に関する入札は、市民の税金を適切に使用するために重要です。

 

3. 契約の締結と管理


契約が締結された後も、契約担当課の仕事は続きます。契約の履行状況を監視し、契約内容に基づいて適切に業務が進行しているかを確認します。また、契約の変更や解除が必要な場合には、その手続きを行います。これにより、契約の履行に問題が生じた場合でも迅速に対応できる体制を整えています。

 

4. コミュニケーションと調整


契約担当課は、他の部署や外部の業者とのコミュニケーションも重要な業務の一つです。契約内容や入札の詳細について、関係者と密に連絡を取り合い、円滑な業務遂行をサポートします。特に、法務部門や財務部門との連携は欠かせません。

 

5. 契約業務の効率化


契約業務の効率化も、契約担当課の重要な役割です。業務フローの見直しや、電子契約システムの導入など、業務の効率化を図るための取り組みを行います。これにより、業務のスピードアップとコスト削減を実現し、住民サービスの向上に寄与します。

 

私の体験から

 

先回の記事でも記した通り、私は入庁後最初の人事異動で契約担当課に配属されました。出張所での仕事は主に窓口業務で住民対応であり、契約業務には全く携わっていませんでした。

そんな契約素人が、いきなり契約に関する相談を受け解決に導くこと、事業者の経営に直結する何百~何億の金額の入札を執行するという、とてもハードな職務を担うことになり、慣れるまで相当なプレッシャーを感じていたことを思い出します。

 

上記の業務でいうと、1~3はルーティン業務のため、覚えてしまえばそこまで苦労することはありません。5についても、部署内で完結する業務が多いため、出来る範囲で進めることができます。

 

よって一番苦心するのは4だと感じています。

 

ここも、自分自身の慣れや成長に伴い苦心することは減っていきますが、相手があってのこと、上手くいかないこともあれば、理不尽な思いをすることがあります。

ここで活きたのは、出張所での経験です。

 

出張所では、試行錯誤を繰り返しながら業務を進めてきました。この経験を通じて、1人の役人として、1人の社会人としてスキルアップすることができました。

 

 

次は私の役所人生最後の部署となる、人事部門について書きます。

 

愛知県新城市周辺(東三河地区)での測量、土地・建物登記ならお任せください!
愛知県新城市周辺で測量、土地・建物登記に関するご相談がありましたら、ぜひ当事務所に任せください。経験豊富な土地家屋調査士が、あなたの大切な不動産の権利を守ります。

 


お問い合わせは電話(0536-23-3470)メール(d-fuchina〇fuchina-office.com)または当事務所ホームページまで!

※メール送信時は◯を@に変更してください。