こんにちは!愛知県新城市で土地家屋調査士をしております、淵名です。
前回は、土地家屋調査士試験において独学と予備校の特徴と選択のポイントについての記事を書きました。
また、土地家屋調査士試験概要と受験準備のポイントは以下の記事にて紹介しています。
今回は、土地家屋調査士試験の内容について、具体的には「筆記試験」「口述試験」について解説します。
試験概要と受験準備のポイントの記事で書きましたが、土地家屋調査士試験は「午前の部」と「午後の部」に分かれていますが、当該記事の内容の通り、「午前の部」の免除を受け、「午後の部」のみ受験をする受験生が約9割です。
従って、今回は「午後の部」の内容についてのみの記事にします。
1.筆記試験
筆記試験は、「択一試験」「記述式試験」の2つで構成されており、試験時間は2時間半、各々の合計点で合否の決定が行われます。
しかし、それぞれ足切り点が設定されており、たとえ合計点が合格点に達していても、どちらかの試験で足切り点に満たない場合は不合格になります。
合格率は、平均10%前後で推移しています。
(1)択一試験
択一試験は、マークシート形式で行われ、以下の3つの主要分野から出題されます。
問題数は合計20問(民法3問、不動産登記法16問、土地家屋調査士法1問)で、配点は50点(100点満点中)で、1問2.5点です。
ア.民法
物権変動や相続など、不動産に関連する法律問題が中心です。
イ.不動産登記法
登記に関する法律や手続きについての問題が多く出題されます。
ウ.土地家屋調査士法
土地家屋調査士の業務や倫理に関する問題が出題されます。
(2)記述式試験
記述式試験は、実際の業務で想定される事例に基づき、登記の申請書と図面の作成を行います。以下の2つの分野に分かれます。
配点は50点(100点満点中)で、各25点満点です。
ア.建物に関する問題
申請書や建物図面、各階平面図の作成が求められます。
イ.土地に関する問題
申請書や地積測量図等の作成が求められます。
2. 口述試験
口述試験は、筆記試験に合格した後に行われます。登記官による面接形式で、不動産登記法に関する質問が出されます。
試験時間は約15分で、合格率はほぼ100%と言われております。
まとめ
土地家屋調査士試験の各試験には、それぞれ独自の特徴と対策方法があります。
前回の記事(リンク)と併せて、参考にしていただければ幸いです。
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